はじめに:宮崎農業高校を目指す君たちへ
こんにちは!澤塾個別清武校です。
6月に行われた「地区実力テスト」の結果が出そろい、夏休みも明けていよいよ前期の総仕上げの時期に入りましたね。特に、専門的な知識と技術を学べる宮崎農業高校を志望している生徒さん、そして保護者の皆様にとっては、今後の学習計画を立てる上で非常に重要なデータとなります。
なお、この記事の分析は、当塾の生徒の成績データはもちろん、宮崎市内の複数の学習塾様と協力して集計したデータを基に、澤塾個別の視点で分析したものです。
今回は、この貴重なデータを基に宮崎農業高校の学科ごとの人気度や合格に必要な学力レベルについて、全学科をまとめて徹底分析していきます!
【6月実力テスト】学科別の人気度(暫定倍率)をチェック!
まずは、6月時点での各学科の人気度を見てみましょう。これは「志望者数 ÷ 募集定員」で計算される暫定的な倍率です。今後の進路変更で変動はありますが、現時点での人気度を把握しておくことは非常に重要です。
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学科・コース名 | 募集定員 | 6月時点 志望者数 | 暫定倍率 | ワンポイント解説 |
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生物工学科 | 40名 | 43名 | 1.08倍 | バイオ技術など専門性の高い内容で、例年安定した人気があります。 |
生産流通科 | 40名 | 38名 | 0.95倍 | 農業経営や流通を学びます。現時点では定員を下回っています。 |
食品工学科 | 40名 | 89名 | 2.23倍 | 特に人気が集中!突出した倍率で、激戦は必至です。 |
環境工学科 | 40名 | 10名 | 0.25倍 | 農業土木を学びます。男子生徒中心で、志望者数は落ち着いています。 |
生活文化科 | 40名 | 56名 | 1.40倍 | 高い人気を誇ります。女子生徒からの支持が厚く、高倍率の傾向です。 |
データを見ると分かる通り、食品工学科と生活文化科に人気が集中しており、特に食品工学科は2倍を超える突出した倍率です。これらの学科を第一志望にしている生徒さんは、ここからの頑張りが合格の鍵を握ると言えるでしょう。
合格の目安となる目標点は?
次に、合格の目安となる学力レベルについてです。宮崎農業高校は学科によって専門性が大きく異なるため、求められる合格ラインにも幅があるのが特徴です。
まず大前提として、今回の地区実力テストの平均点213.5点は、例年に比べて大幅に低い数値となっています。例年、平均点は240点~260点あたりで推移することが多いため、今回のテストが特に難易度が高かったことが伺えます。
ですから、これからお話しする目標点も、あくまでこの「平均点が低いテスト」における目安です。「この点数で合格できるんだ」と考えるのではなく、「今回の難しいテストではこの点数が必要だった」という基準で捉えるようにしてください。
上記の前提を踏まえ、今後の目標点を考えてみましょう。
例えば、人気が非常に高く、高いレベルでの競争が予想される食品工学科や生活文化科では、平均点を大きく上回り、合計230点~240点あたりが一つの重要な目標点となってきます。ライバルに差をつけるためには、高得点での争いを覚悟する必要があります。
一方で、専門技術の習得に意欲があり、基礎からしっかり学びたい生徒に門戸が開かれている環境工学科や生産流通科では、まずは合計190点を超えることが当面の目標となるでしょう。もちろん油断は禁物ですが、苦手科目を克服し、基礎を徹底することで合格のチャンスは十分にあります。
どの学科を志望するにしても、まずは今回の平均点である213.5点を越えることが、夏休み明けからの学習の基本戦略と言えるでしょう。
まとめ:前期の総仕上げへ、ここからが正念場!
今回の分析から、宮崎農業高校に合格するためには、以下の2点が重要になります。
- 人気の高い学科(特に食品工学科・生活文化科)は、今回のテスト基準で230点以上が一つの目安!
- 5教科のバランスを重視し、どんな難易度でも安定して高得点を取ることを前期の目標として達成しよう!
6月の実力テストの結果は、あくまで現時点での実力です。結果に一喜一憂せず、できなかった問題を一つずつ確実に解けるようにしていくことが何よりも大切です。入試本番に向け、前期の学習内容を完璧に固める期間に入りました。
澤塾個別清武校では、一人ひとりの学力と志望校に合わせた個別の学習プランで、あなたの逆転合格を全力でサポートします。「夏休み明けから巻き返したい!」「苦手科目を克服したい!」そんな悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。