宮崎市清武町も連日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。澤塾個別清武校の塾長です。
さて、楽しい夏休みが始まって一週間ほど。最初のワクワクが少し落ち着き、「中だるみ」の兆候が見え始める頃ではないでしょうか。学校の宿題や塾の課題に一生懸命取り組んでいるお子様の姿に、頼もしさを感じている保護者様も多いことでしょう。
その一方で、「なんだか最近、集中力が続かないみたい…」「『勉強しなさい!』とつい強く言ってしまう…」といった、夏休み特有の「中だるみ」にお悩みの声も耳にします。
ご安心ください。その「中だるみ」、実は多くのお子様に見られる自然な状態です。大切なのは、その状態からどのようにやる気を引き出し、夏休み後半の学習を実りあるものにするか、ということです。
今回は、長年多くの中学生と向き合ってきた経験から、つい言いがちなNG声かけと、お子様のやる気スイッチをONにするOK声かけを3つのポイントに絞ってご紹介します。
1.「結果」ではなく「過程」を認める声かけ
毎日頑張っているのに、思うように宿題が進まなかったり、テストの点数が上がらなかったりすると、お子様自身も焦りを感じています。そんな時に「勉強しなさい!」と結果だけを求めると、プレッシャーで押しつぶされてしまいます。
【NG声かけ】
- 「まだ宿題終わってないの?早くしなさい!」
- 「この前のテスト、点数が悪かったじゃないの」
【OK声かけ】
- 「毎日ちゃんと机に向かっているね。えらいね」
- 「この問題、難しいのに諦めずに考えているんだね」
大切なのは、点数や進捗といった「結果」ではなく、お子様の「頑張っている姿勢そのもの」を認めてあげることです。保護者様が一番の理解者でいてくれる安心感が、次の一歩を踏み出すエネルギーになります。
2.「命令」ではなく「小さな選択」を促す声かけ
「〜しなさい」という命令口調は、お子様の自主性を奪ってしまいます。人は「やらされる」ことよりも「自分で決めた」ことに対して、より意欲的に取り組めるものです。
【NG声かけ】
- 「まず数学の課題からやりなさい!」
【OK声かけ】
- 「数学と英語の宿題、どっちから先に片付けたい?」
- 「夕飯の前に1時間やる?それとも後でまとめてやる?」
どちらを先にやるか、いつやるか。こうした「小さな選択」を日々お子様に委ねてみてください。「自分で決めた」という自己決定感が、勉強への当事者意識を育て、「自分のための勉強」へと意識が変わっていきます。
3.「不安」ではなく「楽しい未来」に繋げる声かけ
勉強の目的が「叱られないため」「悪い点を取らないため」といったネガティブなものになると、学習意欲は長続きしません。勉強の先にある、ポジティブで楽しい未来をイメージさせてあげることが重要です。
【NG声かけ】
- 「勉強しないと行ける高校がなくなるよ!」
【OK声かけ】
- 「この課題が全部終わったら、週末はみんなで〇〇に行こうか!」
- 「部活の大会で活躍するために、今のうちに苦手な勉強も頑張っておこう!」
勉強を「罰」や「我慢」と捉えるのではなく、楽しい未来にたどり着くための「ステップ」と位置づけることで、前向きな気持ちで机に向かえるようになります。
まとめ:お子様の一番の応援団長でいること
今回ご紹介した3つの声かけに共通するのは、お子様の気持ちに寄り添い、その頑張りを認め、自主性を尊重するという姿勢です。
夏休みは、お子様が大きく成長するチャンスであると同時に、学習面での悩みや課題が浮き彫りになる時期でもあります。保護者様だけで抱え込まず、私たちのような学習の専門家を頼っていただけたらと思います。
宮崎市清武町の個別指導塾、澤塾個別では、一人ひとりの学力や性格に合わせた学習指導はもちろん、こうしたモチベーションを維持するためのサポートも得意としています。
夏休み後半の学習相談や、二学期からの通塾についてなど、どんな些細なことでも構いません。まずはお気軽にお話をお聞かせください。
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