【令和7年6月実施】宮崎南高校 普通科 地区実力テスト徹底分析
清武町の学習塾「澤塾個別清武校」です。今回は、先日結果が返却された「令和7年6月実施 地区実力テスト」について、当塾生の個票データはもちろん、他塾様とも連携して収集した情報やこれまでの指導経験を基に、宮崎南高校・普通科の最新の動向を分析します。南高を目指す中学3年生とその保護者様は、ぜひ今後の学習戦略の参考にしてください。
人気と倍率は?安定した人気を維持
まずは、最新の志望者数から見る人気度です。宮崎南高校・普通科の募集定員は280名。これに対し、今回の実力テストでの志望者数は328名でした。
ここから計算される暫定倍率は約1.17倍となり、定員を約50名上回る生徒が志望しています。大宮・西ほどの高倍率ではありませんが、例年通り安定した人気を維持しており、着実な学力がないと合格は難しい状況です。
求められる学力レベルは?
次に、志望者の学力レベルです。今回の地区実力テストの5教科合計の全体平均点は「213.5点」でした。これに対し、当塾や連携する学習塾様から集めたデータを総合的に分析すると、南高・普通科志望者全体の平均点は地区全体の平均とほぼ同等のレベルにあると推定されます。
トップ層が競い合う大宮・西とは異なり、南高は内申点と学力検査のバランスが取れた、幅広い学力層の生徒から志望されているのが特徴です。
合格への目標点と「フロンティア科からの流入」
では、具体的に何点を目指せばよいのでしょうか。南高・普通科の合格ラインを考える上で重要なのが、同校のフロンティア科からのスライド合格者の存在です。
フロンティア科の定員80名に対し、今回の実力テストでは88名が志望しています。単純計算で8名程度が普通科にスライドしてくる可能性がありますが、注目すべきは彼らの平均点が地区平均を約60点も上回る、非常に高いレベルにあることです。
この学力上位層がスライドしてくることを考えると、普通科を第一志望とする生徒は、見た目の倍率以上に厳しい戦いを強いられます。
これらの流入を考慮した実質的な合格ラインは、最低でも240点、安全圏を目指すなら260点以上の得点力が求められると当塾では分析しています。
合否を分ける重要教科は?
最後に、教科別の傾向です。南高・普通科の志望者は、5教科の合計点で勝負するバランス型の生徒が多いのが特徴です。その中でも、志望者平均点と地区平均点を比較すると、特に「理科」と「英語」で差がついている傾向にあります。
フロンティア科からの流入組も理系科目が得意な生徒が多いことを考えると、理科・英語でいかに点数を稼げるかが、合否を分ける一つの鍵となるでしょう。
今回の分析から、宮崎南高校・普通科の合格には、安定した人気の中での競争に加え、「フロンティア科からのスライド合格」という要素が存在することが分かりました。合格を確実にするためには、「5教科のバランスの取れた学力に加え、260点以上を安定して取る得点力」、そして特に「理科・英語での上積み」が不可欠です。
この夏休みは、苦手科目の克服に全力を注ぎ、得意科目をさらに伸ばす重要な時期です。澤塾個別清武校では、一人ひとりの学力状況と志望校に合わせたオーダーメイドの夏期講習プランをご提案しています。「南高合格に向けて、あと何が足りないか」を明確にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。